ビデオカメラ修理

使っているDVカメラ(PanasonicのNV-GS100)が、どうも具合が悪いと思うようになったのは昨年の春〜初夏の頃でした。
撮影モードにすると、ファインダーや液晶モニタに出ている映像が、青みがかったりノイズが走ったりして、正しく映らないという現象が出るのです。


それでも、最初のうちはこのような現象は電源を入れた4〜5回のうち1度くらいで、あとは普通に撮影できていたので、しばらくはだましだまし使っていました。
ただ、この症状がだんだん進行し、もはや何が映っているのかすら判別できないほどに映像が乱れ、しかも再現率が100%になるまでには、数か月とかかりませんでした。


もちろん、これでは使い物になるはずがありません。
しかし、こんな故障は初めて見た(そもそもこれが1台目のDVカメラですし)もので、修理費がいくらかかるか見当もつかず、製品の保証期間はすでに切れており、ずっと財布の中身に余裕がなかったこともあって、「ビデオカメラなんてそうそう使う機会もないしな…」という言い訳のもと、修理に出さずずっと箱にしまいこんでいたのです。


そして、先月。
個人的に経済状況がやや好転してきたこともあり、「やっぱりいざという時に使えないと困る」と考えて、ついに修理に出すことにしました。
ビックカメラ有楽町店の地下2階にある修理コーナーに持ち込むと、状態をチェックした若い店員さんは、こちらが予想もしていなかった言葉を発したのです。


「この機種は昨年にリコールが出ているのですが、この症状はその対象となった不具合と似ていますね」


えっ、ということは、そのリコール対象の不具合と同じであるということになれば…


「その場合は、もちろん修理費は無料となります」


リコールのことなんて全然知らなかったのですが、もし本当に無料修理ということになれば、有り難いことです。


そして、数日前。
ビックカメラから修理完了の連絡が来ました。
「お早めにお引き取りにご来店くださいませ。なお、修理費は無料でございます」


というわけで今日引き取ってきました。買った時と同じ映像を久しぶりに見ることができて、感慨無量です。


こんなことならもっと早く修理に出しておけばよかった…。