春狂言2006@国立能楽堂

大蔵流茂山家狂言の会です。
そもそも狂言自体久しぶり(確か昨年夏くらいの国立能楽堂公演「狂言の会」以来)の上、大蔵流といえば山本家・善竹家の曲しか観たことがなかったので、なかなか新鮮な気分でした。


実は最初から観に行くつもりではなくて、某所のチケット屋でたまたま額面から3割引の券がショーケースに並んでいたのを発見し、思わず手が出てしまったのですが、これが結果的に当たりでしたね。
脇正面の席のつもりで買ったら、入場時に券面をよく見ると中正面とあって目をむいたのですが、観始めてみればそれもあまり気になりませんでした。


それでは、ごく簡単に演目の感想をば。


「花争」:7分程度とごく短いのですが、イントロとしては十分。
「川上地蔵」:女房に笑い地蔵に笑い、最後はちょっとホロリとさせる面も。
「素袍落」:何と言っても太郎冠者役の千作に尽きます。酔っ払い役を演じさせて超一級。


いやあ、やっぱり狂言は面白いですね。またいい公演があれば来たいものです。