阪神×広島@松山坊っちゃんスタジアム

JamesMaki2006-08-06


8月です。夏です。旅の季節です。
というわけで、はるばる愛媛は松山まで行ってきましたよ。


前日に東京を発ち、ちょっと関西に立ち寄ってから夜行列車で松山入り。
松山を訪れるのは今回が初めてなのですが、そもそも四国の地を踏むこと自体、高校の修学旅行で香川をちょっとかすめて以来のこと、しかもそれは岡山からバスで瀬戸大橋を渡り、昼食を取ってから再び本州側へとんぼ返りというものだったので、実質的にはこれが初の四国といっても過言ではありません。


まあそれはともかくとして。


午前中に到着してから夕方前まで市内をぶらり観光して回り、16時過ぎにJRで球場の最寄り駅へと向かいます。
松山駅の隣、市坪駅で下車。普段は無人駅だそうですが、今日は応援ユニフォーム(8割方がタイガース、カープがちらほらといった程度)に身を包んだファンが、ホームからも見える球場へとぞろぞろと向かっていきます。


駅からすぐのところにある球場は、比較的最近できたばかりとあって、新しくてなかなか綺麗です。ちなみに「坊っちゃんスタジアム」という名前の由来は、もちろん松山を舞台にした夏目漱石の小説からとったもの。すぐ隣には、主に練習場として利用される「マドンナスタジアム」もあります。


外野席に陣取り、いよいよ試合開始。


今日の先発は能見。今シーズンはこれまで中継ぎで投げており(しかし安定感はあまりない)どうにも不安でしたが、その不安は早くも3回に的中。2連続四球から連打を浴び、広島に2点先制を許します。


しかし、我らがタイガースがやられっ放しでいるわけはありません。


さっそくその裏、ランナー2人を置いて、4番金本から3連打をたたみかけ、4-2と逆転します。次の4回にも金本の犠牲フライで1点を追加。能見は5回に再び2点を失いこの回限りで降板しますが、後を受けた桟原・江草が追加点を与えません。


そして、この日最大の見せ場は8回にやってきました。


まず先頭打者の中村豊がラッキーな内野安打で出塁(今回は豊の背番号「0」が入ったTシャツ姿で応援していたのでうれしい!)。赤星の送りバントの後、2四球で満塁。5-4というスコアを考えると、ぜひここで追加点がほしいところです。


打席に立つはこの日2打点の金本。
「アニキならやってくれる…!」周りのファンと一緒に応援歌を歌いながら、そんな予感がしていました。


実際、彼はやってくれました。連続フルイニング出場世界記録を更新中である4番の一振りは、白球をライトスタンドへ放り込んだのです。


9-4。
試合を決定づけるに十分な一打でした。


9回。守護神の藤川が登場するかと期待していましたが、点差が開いたこともあってか、8回途中からマウンドに上がったダーウィンがそのまま続投。


最終回まで見ていたかったのですが、帰りの列車の時間の関係で、残念ながらここで席を立ち、球場を後にします。


既に出てきていた他の観客と一緒に、市坪駅のホーム下に並び(駅が狭いので全員は入れない)列車を待っていると、球場からひときわ大きな歓声が聞こえてきました。どうやらダーウィンが何とか最後を締めて、無事試合終了となったようです。


最後を見逃した不安もようやく解消。ヒーローインタビューを受けているらしき金本の声を聞きつつ、到着した松山駅行きの列車に乗り込むのでした。


 *


<余談>


今回は長距離遠征ということもあってメガホンは持参せず、代わりに選手の名前を書いた応援用ボード(A3サイズ)をスタンドで掲げていたのですが、タイマー録画していたTV中継を帰宅してから見ていると、遠目にボードが映っているシーンを数箇所ほど発見。といっても遠目なので、文字がくっきり読めるほどではありませんでした。まあ、あまり出来のいいボードじゃなかったので別にいいんですが。


次の観戦機会までに、ちゃんと作り直すかな。