Madredeus@Bunkamura オーチャードホール

今年はいろんな海外アーティストが来日を果たし、その中には私の好きなミュージシャンも多数いましたが、残念ながらことごとく見逃してしまいました。チケットがあまりにも高いので諦めたという公演もありましたが、多くは「気付いたら売り切れていた」という理由です。


そこへ来て、マドレデウスが 5 年ぶりに来日公演というニュース。


TOTO に行けず Kenny G にも行けず、この上マドレデウスまで行けないということになってしまってなるものか!というわけで、今度はしっかりチケット発売日を確認しておき、無事に席を確保しました。


前情報によれば、今回の公演は「Um Amor Infinito」「Faluas Do Tejo」の2枚のアルバムからの選曲がほとんどのようです。個人的には「Ainda」が一番好きなのですが、まあ、日本に来てくれるだけでありがたいと思わなくては。


席に着き、愈々コンサート開始。


ステージに登場したメンバーはボーカルのテレーザを含めて 5 人。あれ、前に見た時(やはりオーチャードホールが会場だったと思う)は確かもっとメンバーがいたはずだけど、いつの間に減ったのだろう?*1


テレーザ以外の 4 人は、ギター× 2、アコスティックベース、シンセという編成。一人一人の演奏はやはり素晴らしいのですが、楽曲全体として聴くと、今ひとつ迫力に欠けるような気がします。生楽器がギターとベースだけで、あとはシンセと打ち込みというのではやはり寂しい。ポピュラー音楽のコンサートで大音量の PA に慣れてしまっている耳には、相対的に彼らの演奏が静かすぎるように思えてしまうというのもあるのかもしれません。決してつまらないというわけではないのですけどね。


それでも、テレーザの舌足らずな英語での MC や、リスボンへの彼らの愛着が強く伝わってくる選曲からは、彼らが他に 2 つと存在しないバンドであることを改めて感じました。これからも歌い続けていってもらいたいものです。そして、またいつか日本に来てくれるとうれしい(でも、できればメンバーをもっと増やしてからね)。


ところで、会場入口で渡されたアンケート用紙を見ると、この公演の主催に TBS が加わっているようです。
もしかして今回のステージの模様が流れることもあるのかな? 毎日放送をチェックせねば!(MBS に気をつけるという意味ではありません。いや、大阪では確かに MBS のオンエアになるんだが…)

*1:後で調べたところ、1997 年にはとっくに 5 人になっていたようです。不勉強だった。