華やぐこころ 大正昭和のお出かけ着物展@神戸ファッション美術館

JamesMaki2008-03-29

知人がこの企画に関わっている関係で、「ぜひ行ってみてください!」と言われていた美術展。
着物での来場者は無料になるということも聞いており、それならまあ折角だからと、会期終了ぎりぎりになってようやく来場を果たしました。


JR住吉駅から六甲ライナーで六甲アイランドへ。
アイランドセンター駅下車すぐ、数年ぶり2度目の訪問となる神戸ファッション美術館に到着……したのはいいが、ちょっと時間が早過ぎて開館時刻まで数分ほど待つことに。ハハハ。


まずはベーシック展示の「服飾ガイド2008」からスタート。
民族衣装からデザイナーズブランドに至るまで、世界各国・各年代の衣装が一堂に集められていて見応えあり。
日本独自の素材やデザインだと思っていたものが、遠く離れた外国の衣装にも共通するところがあることもわかって、なかなか勉強になりました。


そしていよいよ特別展示の大正昭和着物コーナー。
当然だけど女物ばかり。まあ、男物があるなんて期待はしていなかったけどね。


展示されていた着物はほとんどが銘仙だった中、紅葉柄の御召が一番気に入りました。
着物のデザインはもちろん、帯も柄に凝っているものが多いようです。


そしてもうひとつ、面白かったのが「婦人グラフ」なる雑誌のコピー。
内容はどこぞの会社社長だとか大学教授だとかいった名家の御令嬢の写真。今でいう読者モデルみたいなもの?


一通り見終わってロビーに戻り、カタログを購入。500円とお手頃価格なのがうれしい。ただ先述の紅葉御召の写真が載ってないのが残念。


同じチケットで隣接の美術館も入れるというので、そちらも手短に一回りしてから退館。
ベーシック展示もあわせて、なかなか楽しめました。
この展示のことをお知らせいただいたNさん、ありがとうございました。


ちなみにこの美術館には服飾関係の資料を収蔵する図書館も併設されているのですが、今回は時間の関係でそちらを覗くことはできず。次回に期待。