阪神×東京ヤクルト@阪神甲子園球場

JamesMaki2008-09-09

島根から大阪に戻ってきて、すぐまた球場観戦であります。

今季まだ甲子園での観戦がないのと、ここのところタイガースがあまりに腑甲斐ない戦いを続けているので、直接乗り込んでやることにしました。

何しろこれでも甲子園で直接観戦したゲームは今まで敗けなしですから。


この日もファンクラブ応援デーなので、オリジナルグッズのプレゼントあり。

もらったグッズ片手に入場門まで歩いていたところ、春のキャンプ中継レポーターとしてもおなじみのスカイAディレクター氏を見かけました。

「いつも見てますよ!」と声をかけようかと思ったが、このディレクターが何さんという人だったか、名前が出てこなかったので止めておいた。*1


レフト最上段近くの席に座る。

すぐ隣がバックスクリーンで、スコアボードも斜め下から見上げる形になり、見にくいこと見にくいこと。


前の列には大学生っぽい2人連れが座っていたのですが、しばらくしていかつい感じのお兄さんの一団がやってきたかと思うと、何やら2人と話をしています。

どうやらここは本来お兄さんたちの席で、大学生はライト側の席なのに、間違えてここに座っていた様子。

「ライトとレフト間違えるやつ初めて見たで」

「すいません」

「30秒で移動せえ」

「えっ?」

「ちゃんと時間計ってるで」

別にそこまでする義理はないはずですが、お兄さんたちの口調につられたのか、焦って立ち上がる大学生。

「用ー意、スタート!」

慌ててライト側に消えていった2人がちゃんと30秒で移動できたかどうかは定かでない。


お兄さんたちの席のすぐ下にはTV中継カメラ用の櫓があり、カメラマンがその上に立っているのですが、この櫓が結構高い。

「カメラマン怖ないんか?」とお兄さんたちが話しています。


試合開始。

タイガースが1回に2点先制したものの、先発の岩田が5回に2失点、同点に。

結局岩田は2-2のまま降板したものの、7回・8回とリリーフ登板のアッチソンが後続をスッパリ。まさに盤石。


8回、先頭の金本が内野安打で出塁し、2死後、代打桧山が見事レフト前へヒット。

二塁ランナーの金本は果敢にホームを狙いましたが、惜しくも憤死。


と、前の兄さんが「なんで突っ込ますねん! (次の打順の)野口のバットに期待したれやー!」とヤジ。

次の瞬間、周りにいた観客はみんな(自分含めて)「無理やー!」と同時に突っ込んでいました。


まあ、昨年の野口ならもちろん期待できたんですがねえ。実はキャッチャーとしては矢野より好きな選手なのですが、打率が2割に届いていないようでは…。


9回表、「Every little thing every precious thing」のテーマ曲と共に藤川が登場、キャッチャーも(バットに期待してもらえなかった)野口から矢野に交代。

まだ同点の場面に「早っ!」と思いましたが、藤川はあっさりと3人で片付けてしまいました。貫禄ですな。


そして9回裏、バッターは先頭の矢野。

ここのところ打撃は不調で、TVで中継を見ていても変化球に空振り三振ばかりという印象だったので、まったくと言っていいほど期待していませんでした。


が…


その矢野が、ヤクルト・押本の球を打ち返したのです。

高々と上がった打球が真っすぐセンター方向へ伸びていくのを見ながら、思わず「行けー!行けー!」と叫んでいました。


その打球は、バックスクリーンに飛び込むサヨナラホームランに。


もうスタンドはお祭り騒ぎで、前のお兄さんたちも後ろのお姉さんも、隣のおっさんグループも、みんなでハイタッチの嵐。


楽な勝ち方ではなかったけど、でも勝ちは勝ち。

これでまた甲子園無敗記録を更新しました。いつまで続くかねえ。

*1:結局家に帰るまで思い出せなかったのだが、福家雅明]さんという人です。