初詣2009
安井金比羅宮(京都市東山区)
同行者の発案で、祇園のほど近くにある安井金比羅宮に行くことになりました。
この神社のことは初めて知ったのですが、何でも「悪縁を切る」神様(珍しい…)だそうで、境内に奉納されている絵馬が一種独特なものらしいということなのです。
京阪の祇園四条駅前から東へまっすぐ進み、建仁寺の脇を通って祇園甲部歌舞練場の横を右へ入ると、そこが安井金比羅宮。
さて絵馬を…と見ると「悪縁(○○××)と切れて幸せになりますように」(○○××は人名らしき文字)というような内容ばかり。
これが絵馬になって並んでいるのですから、まさにドロドロした人間関係の溜まり場といった趣き。なるべくならこういうお願いをしに来たくはないものです。
あまり広くはない神社のようですが、拝殿の脇にずらっと行列ができています。
行列の先にはトンネルのような穴がくりぬかれた石があり、その外側にはびっしりとお札が貼られています。
ちょうど小学校の校庭や大きい公園にある遊具のトンネルのような感じでしょうか。
説明書きにによると、願い事を書いたお札を手に持ち、願い事を念じながら穴を向こう側へくぐることで悪縁が切れ、さらに今度は向こう側から手前へくぐってくることで良縁が結ばれるとのこと。
無事に穴を往復できたら外側にお札を貼って終了、という手順なのだそうです。
せっかくなので自分も挑戦してみましたが、そんなにすごく小さい穴というわけでもなく、普通に抜けることができました。さあこれで悪縁切りと良縁結びが叶うんでしょうか。
六波羅蜜寺(京都市東山区)
入り口のところで美人の尼さんが初穂を手渡してくれました。その隣のお坊さんから何事か声をかけられたのですが、よく聞き取れず。この日は着物だったのでもしかするとそれを褒めてもらったのかもしれない。うん、そういうことにしておこう。
三が日は各日先着で皇服茶というありがたいお茶がいただけるとのことでしたが、この時はすでに夕方近くになっており、もう終わってしまったとのこと。残念。
帰りは寺のすぐ角にある「みなとや」で幽霊子育飴を求めました。お店の方曰く「昔はもっと離れたところに店を構えていたが、ここに移ってからお客が増えた。ありがたいことです」とのこと。ハハハ。
大神神社(奈良県桜井市)
翌日、奈良まで足を延ばして大和一宮の大神神社へ。
JR桜井線の三輪駅を降りて参道を歩くこと数分、屋台や露店がわんさと出ている中を抜けて神社に到着。
参拝を済ませてから御神籤を引いたところ、「大吉」の文字とともに以下のような御託宣が。
このクジ運の人は
仕合せ巡り来る良相あり 物事に心動かさず 心素直に
社会や国の為につくせば、更に幸運(しあはせ)来たるべし
心も言葉も皆朴(すなほ)に保つべし
これってかなりいい運勢ってこと?
祈祷殿の脇にある「なでうさぎ」を撫でたり、御神酒を頂いたり、斎庭に設置されている大絵馬に書き込んだりしているうち、ふと時計を見たら帰りに乗るつもりだった電車の時刻5分前でした。慌てて駅まで戻ったものの、間に合うはずもなく、結局24分後の次の電車まで駅で待つことに。
どうせ次の電車になるなら、もっとゆっくり回ってくれば良かったよなあ。とほほ。