阪神春季キャンプ@安芸市営球場

JamesMaki2009-03-02

例年、タイガースの春季キャンプは2月いっぱいで終わるのですが、なぜか今年はちょっと長めに3/3まで続いております。

オープン戦の翌日もまだやってるということで、これは見学に行かねばなるまい、と、泊まっている高知市内からローカル線列車にトコトコ1時間ばかり揺られ、安芸市営球場へやってきました。


土佐くろしお鉄道の球場前駅を降りると、すぐ目の前に室内練習場がそびえています。

この練習場の脇の坂を登り、サブグランドの隣を通り過ぎて、球場のライト側外野スタンドに到着。


…と簡単に書きましたが、実はこの坂道がけっこう急で、しかも球場まで距離がある。いい運動になりそうです。

坂道の脇には、タイガースグッズや地元の土産物などを販売している出店のテントがずらり。


スタンド入り口に掲示されている本日の練習メニューを確認してから中へ。

選手たちはすでに外野の芝生でウォーミングアップを始めています。


野手陣の打撃練習が始まるまでしばらくスタンドから眺めてから、サブグランドへ移動。

打撃練習をしない野手が守備練習をしているかと思ったのですが、実際には投手陣が遠投でのキャッチボールに続いて守備練習を行なっているところ。

江草投手は花粉症対策か、サングラスに大きなマスクという怪しげな出で立ちで目立っていました。


数十分ほど見てから、今度はブルペンへ。

サブグランドの横を真っすぐ進むと一番近いようなのですが、途中で選手や関係者専用の通路が横切っており、そこはロープを張って通れないようにしてあるので、多少遠回りを強いられ、やや不便ではあります。

ぐるっと回って到達したブルペンも、すぐ近くまでは行けず、若干離れた高台からしか見学できないようになっており、この点はちょっと残念。

マスメディアから取材に来ているカメラマンなどはさらに一段下まで近づいたところから写真を撮っていて、羨ましい限りです。


ブルペン内では渡辺・藤田・ウィリアムスの各投手が投げ込んでいましたが、この見学場所はちょうど逆光になる位置にあり、写真を撮ろうにも液晶画面が見づらいことこの上ない。

何とか無理矢理に撮ってはみましたが、ハレーションでぼんやり白っぽい画面になってしまいます。レンズフードがあればなあ。


ブルペンはあまり長居しないことにして、打撃練習を見ようと再び球場内に戻ったら、ちょうどその打撃練習が終わったところでした。タイミング悪い。

今日は仕上げの紅白戦が急遽開催されることが決まっているので、その準備もあって早めに終了したようです。


その紅白戦は午後イチで始まるので、持ち込んだ弁当をスタンドで開きながら待ちます。

今年からタイガースに復帰した中村泰広投手が三塁側スタンド前で投球練習をしているのを発見し、すぐ横まで下りていってみました。

「126」の背番号がでかい。

トレードで行った先の日本ハムを馘首になって、育成枠で出戻ってきたわけですが、再び支配下登録される日はいつになるのでしょうか。頑張ってほしいものです。


紅白戦は、安藤と金村曉の先発で始まり、しばらく0-0が続いていたものの、紅組で終盤に登板した白仁田・黒田の若手投手コンビが失点し、6イニングを5-0で試合終了。

特に黒田は3連打の後3つの暴投で1イニング4失点と、散々な内容。

今回は首脳陣に期待されて一軍キャンプに大抜擢された選手のひとりですが、まだまだ育成に時間がかかりそうですね。


さて、その紅白戦を観戦中、なんだか顔が火照っているような感じがしてきました。

トイレに立った際に鏡を見てみると、やはり真っ赤になっています。

直射日光をまともに浴びるスタンドでじっと座っていたせいでしょうか。

いくら南国高知とはいえ、まさか3月上旬の野球場で日焼けをするとは予想していませんでした。びっくり。


紅白戦終了後、再びサブグラウンドへ移動して、今度こそ内野手陣の守備練習を見学。

藤本・平野・大和などの各選手が久慈コーチのノックをガンガン浴びるのを眺めつつ、写真もしっかり撮っておきます。

夕方になって日も傾きはじめ、ちらほら球場を引き揚げる選手も出始める中、平野選手がひときわ大きな声を出していて一番元気なように見えました。


その守備練習も終わり、もう一般のファンが見学できる範囲内に選手はいなくなった様子。

駅からの道路脇に並んでいるテントも店じまいを始めました。


選手が出てきたらサインの一つももらえないかなあ、と思ってしばらく室内練習場の入り口で待っていたのですが(実際、同じことを考えていると思われるファンの一群が周辺にたむろしていた)、出てくる選手やコーチはみんな車やタクシーに乗って走り去っていくので、どうやらサインなどは望むべくもない様子。

一応サインペンと色紙を用意してはいたのですが、仕方ありません。

それとも時間や場所が悪かっただけで、実はもらえる方法があったのかなあ?


熱心なファンの皆さんはまだなおも出待ちを続けているようですが、自分はこれ以上居残っていなくてもいいかな、と、このあたりで球場を後にすることにし、球場前駅から再び高知市内へ戻る列車の人となったのでありました。


例年、キャンプの模様はケーブルテレビで毎日2時間ほど中継されていて、欠かさずチェックしているのですが、やはりテレビを通して見るのと実際に現地で見るのとでは大きな開きがありました。また来たいものです。次は日焼け止め持参で。